読書の感想

2010.3.21[Sun]

三上に二度と馬鹿にされないようにと始めた、30歳からの読書生活だけれども、「真夜中の子供たち」がかなり重厚だったので、とにかく薄い本を読みたくなって、以下を読んだ。

・阿部和重「アメリカの夜」
メヒコ・ヤスのお勧めだったので読んでみた。冒頭のブルースリーの薀蓄が続く場面で「あ…俺ダメかも」と思っていたけど、そんなこと無かった。若く痛々しい頃特有の「自分は特別」的考えについての物語であって、これについては僕もヤスと良く話し合っていたと思う。ただ、僕はこの主人公のようにそれと徹底的に向き合ってきたわけでもなく、そもそも中途半端であったし、何も考えもしない間に、というよりなんだか恥ずかしくて逃げている間に自然と摩滅してしまったように思う。ヤスは少し格闘しているのかな。

・テネシーウィリアムズ「ガラスの動物園」
表紙が格好良かったので古本屋で買ってみた。the smiths「Shakespeare's sister」の歌詞の元ネタになっているらしい。セントルイスにすむ家族の話で、姉のローラが繊細すぎて最初っから嫌な予感しかしないよ!あとがきにある作者の姉に起こった悲劇を知ると余計にローラが特別に見えてくる。

しかし、日曜日にずっと家にいると胃がもたれるな。食いすぎなんだろうか。

真夜中の子供たち

2010.3.8[Mon]

イギリスの世界的に権威のある文学賞にブッカー賞というものがあるらしく、章ものに弱い私は、どうせなら1993年にブッカー賞中のブッカー賞を受賞したサルマンラシュディという人の「真夜中の子供たち」という話を読んでみた。

多分「悪魔の詩」という小説で翻訳した筑波大学教授が殺されてしまった関係で、サルマンラシュディという人の小説はほとんどが絶版になっていて、この本も図書館で借りて読んだ。

感想を書こうと思ったけれどもなんかまとまらないので、やめます。
マジカルインディアだね。面白かった。読み終わった後、amazonの中古で買っちゃいました。

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