Ingwer Design
Staff Report
ingwer design スタッフ紹介です。デカイだけじゃない。
海のような暗さとミリ単位の繊細さを胸に秘め、歌うエポジは今日も走る。
会社にいく
2009.1.15[Thu]
今日は平日なので、やはり会社に行った。
昨日は、社内の送別会だったのだけれでも、
そこでA系の先輩はまたしても飲み過ぎてしまったようだ。
今日のお昼に蕎麦屋にいったところ、
二日酔いで体調が悪いはずのA系の先輩であったが、
いつもの大盛りの美学を胸に
「かき揚げ蕎麦 大盛り」
を頼み、食べてる間にやはり気持ち悪くなったのか
息が荒くなり、結局涙目になって残した。
無理しないで長生きしてほしい。
「2009年文学青年の旅」として
坂口安吾「肝臓先生」を読んだ。
昔、坂口安吾の小説は目を通した事があったけど、
ただ名前が格好良いから読んだだけで、
「はぁ?」と意味が全く分からず放置した記憶があった。
今回はそのトラウマを克服しようと思って、
特に「私は海をだきしめていたい」は数回読んでみた。
で、今回は「はぁ?」とはならずに済んだ。気がする。
何をやっても退屈でたまらなくて、
何が自分を満たしてくれるのか結局分からない。
さらに自分の気持ちさえ信用はできない。
そんな中でノホホンと暮らしてる俺に、
それで良いのかよ!と言ってくるんだけれども、
やっぱり答えは出ない。それは書いてる本人も分からないからじゃないだろうか。
嘘くさい人生の指南書より、
まだ、「すんません。俺も分かりません。」と言ってくれる方が良い。
で、肝臓先生の方は一種の憧れなのかな、と思った。
そんな感じ。他のも読んでみよう。
蝿の王
2009.1.7[Wed]
今日は、周囲からのブーイングに絶え、
仕事を早くあがって鍋をした。
また、帰りの電車の中で本を読んでいたら、
東中野駅に着いたときに残り数ページだったので、
電灯もまばらな駅前で目を凝らして最後まで読んだ。
気味悪くてすいません。
と、いうわけで2009年文学青年の旅として、
ゴールディング「蝿の王」を読んだ。
色々と読む人によって小難しい分析が出来そうな話しだった。
登場する人物の間に、秩序とか合理性とかハナからなくて、
結局は直感で感じるものに全て支配されていた点を、
(ほら貝とか化け物とか暴力とか)
それが子供たちだけだったからなのか、
それともそもそも社会から遮断された状況にいたからなのか、
どう考えるかで話しの捉え方が変わる気がした。
僕は前者かな・・・。
ただ、やっぱり翻訳だからか文章がいまいち面白くなかった気がする。
あと、この話しが寓話的なものなのを暗示するセリフをいちいち
子供たちが言ってのけるのも、なんかいただけなかった。
でも、それ以外は物語の中で常に子供たちが子供らしくいたので、
初心者でも最後まで読めた気がする。
なんかそんな感じ。
お正月
2009.1.3[Sat]
今日は吉祥寺をぶらぶらした。
とある事情から駅前の31アイスクリームにいき、アイスを食べた。
食べなくてはいけなかったのだ。
同行したF.TOMOKOは店内の寒さと、
実はあまり美味しくないという事実に不機嫌になり、
無口になってしまった。
それをなだめる俺。30の正月。
その後、女性下着の路面店に入るも、
この場で知り合いにあったら顔面から火を噴き、
憤死してしまうだろうという思いから、極寒の外で待った。
でも、よく考えたら東京で偶然会う程、僕には女友達はいなかった。
梶川くん御用達のTOMORROW LANDに行った。
梶川くんはここで服を買いまくってるため、行くと水が出てくるらしい。
当たり前だけれども、一着も買った事が無い僕には出なかった。
あと、色んなところでセールをやっていたが、
セール対象外の商品の方が魅力的に見えるのは、
国家レベルの陰謀だと思ってる。
2009年文学青年の旅として、
三島由紀夫「仮面の告白」を読んだ。
恥ずかしい事に文章が難しかった。
主人公が仮面と素面の間で揺れる、まさにその描写に関して
僕には難しく感じる文章が多く「これじゃダメじゃん・・・」
と、うなだれる気分だ。
僕はソドムの男ではないけど、主人公が色々と夢想するソレ系の内容は
かなり気持ち悪く思う部分もあるが、なんだか嫌悪しきれない。
恐いもの見たさ?うーん。違う気がする。不思議だ。
もう一回読まないと。