栃木への旅最終日

2005.9.25[Sun]

朝からすごく寒かったから鹿の湯という温泉に行って来た。

鹿の湯はどれくらい前からあるんだろうと思うくらい古い作りの温泉場で、温度別に四角く平面的に区切られていて全部が木で出来ていた。
少しうっとなるくらい硫黄の匂いが温泉の湯気に混じってたちこめていて、ちょっとお湯に浸かるだけで体の芯から温かくなった。

おそらく地元の人であろうおばあちゃんが孫を連れて来ていたり
木の板に寝そべっていたりして、きっとこの鹿の湯はずうっと昔からこうやってこの土地で暮らす人たちの寒さや疲れを癒してきたんだろうなと思うと、よそ者の私まで温めてくれるこの温泉がありがたく思えた。

温泉に入りすっかり温まった後はあいちゃんが大好きな牛を見に
行った。牛は遠くにいたのに私たちの念が通じたのか近くまで草を食べに来てくれて存分に牛を観察することが出来た。

見たいものやりたいことが沢山出来たこの3泊4日の栃木旅行。
本当に楽しかった。次はどこに行こうかと話しながら少しの疲れと楽しい思い出にふわふわしながら最終日終了。

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栃木への旅3

2005.9.24[Sat]

サファリパークに行って来た。

ゲートをくぐって一番最初見たライオンは何故か檻に入れられていて動物園と変わらないなとがっかりしていたのも束の間、次から次へとお腹を空かせた動物たちがエサを目的に窓の隙間からベロを入れよだれを注入、サイドミラーを食す、進行妨害、車体に頭突きなどおのおのの欲求に忠実でサファリパークを出る頃は車中にケモノ臭が漂っていた。

サファリパークでは車体と心に深い傷跡が残ったが、みなそれを見ないようにして本日の宿泊先である那須のチャーリーというロッジに向かった。

チャーリーは深い森の中にあってロッジに着くまでの道は、エンジンを切ってライトを消すと隣に座ってる人の顔さえも見えないほどの暗闇だった。

夜中までみんなでバーベキューをして、降ったり止んだりする雨の音を聞きながら柔らかく燃える炭の色を見ていると、東京に戻りたくなくなってきた。

いよいよ明日で終りという切なさを残し3日目終了。

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栃木への旅2

2005.9.23[Fri]

今日は当初の目的である日光に行って来た。
ちゃんと見て回るのは何年ぶりだろう。

東照宮の鳥居から見る男体山はやっぱりきれいで雨が降った後の湿気った匂いと緑の匂いがどこを歩いても周りにあって、こんな風に木とか空気とかそういうものを触るように感じることは東京にいるとやっぱりないから、すごく嬉しかった。

東照宮を出る頃に止んでいた雨がさらに激しく降りだして来て霧と雨で前が見えないくらいだったけど、中禅寺湖に着いた時はもうすっかり上がっていてボートにまで乗ることが出来た。

4人で漕いだヘリコプターボートから見る湖は水が揺れる度に薄い太陽の光を反射してゆらゆら光ったりグレーに沈んだりしてとても静かだった。

体に染み込むような空気と車酔いを体感して2日目終了。

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栃木への旅

2005.9.22[Thu]

イングワのあいちゃんが日光に行ったことないというのがきっかけで3泊4日の栃木旅行に行くことになった。

今日はその1日目。あいちゃんの仕事が終わるのを待ってみんなでいざ栃木路へ。
9月も中旬になると栃木は寒い。降り立った時やっぱり栃木をなめたらいけないと薄着で来たことを反省した。

いつも見慣れた街なのに初めて来る友達が一緒だと、場所を説明しているうちにその時々の思い出が浮かんだりして何だか新鮮でいいところのように思えてきた。

楽しいことがいっぱいありそうないい始り方で1日目終了。

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誕生日

2005.9.21[Wed]

今日は私の誕生日だった。
思いがけず大好きな人たちから色んなプレゼントをもらって本当に嬉しかった。

美味しいクッキー、手作りゴマ杏仁、ガラスの一輪挿し、前から
欲しかった可愛い顔つきのスリッパ、白くてかっこいい腕時計、
毎年忘れずに送ってくれるおめでとうメール、なくて困ってた使いやすい大きな平皿、お花の入った小さいスプーン、マンガ、そして私のためだけに作ってくれたとっても豪華で聴くだけで気持ちが一変するすごく素敵なCD!!

こうやってもらったものを羅列するとあしながおじさんのジルーシャみたい。何だか本当に素敵なお話の主人公になった気持ちです。
ありがとう!

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「山口瞳のコーヒー飲めない」

山口 瞳

山口 瞳
文章・写真担当

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