Ingwer Design
Staff Report
ingwer design スタッフ紹介です。デカイだけじゃない。
海のような暗さとミリ単位の繊細さを胸に秘め、歌うエポジは今日も走る。
ジャイアン
2009.2.24[Tue]
最近、お気に入りのセータを会社に着ていくと、
お腹のあたりに三本のボーダーがあるせいか、
「あ。ジャイアンだ」と言われてる岡です。
今日、お昼休みに
カポーティ「冷血」を読み終わり、余韻に浸っていたら、
職場のうら若き女性に「何読んでんの?」と聞かれ、
「一家惨殺事件の犯人が死刑になるまでの話しだよ」と言ったら、
「あんた、本くらいは明るいの読みなよ。」と説教されました。
さて、カポーティ「冷血」だけれども、
実際に起きた事件を膨大なインタビューをもとに、
再構築した「ノンフィクションノベル」の先駆けと言われているらしい。
良心の呵責のない、それはそれは極悪な犯人が主人公。
共感こそはできないが、常に「死刑だ!」という一心で読み進める事はできない。
なんというか、主人公の破綻した心にも「感情」はあり、
相棒との破滅的な「関係」があり、くそみたいな事を「思考」する。
なんの罪も無い善良としか言えない家族を惨殺したのは、
鬼畜でもなんでもない、当たり前だけれど、それは人間だった。
こうなると後半の死刑までの流れは、微妙になってしまう。
ノンフィクションといえども小説。
それも、ひたすら格好良い映画のワンシーンのような文章で、
特にペリーが惨殺現場を語るシーンは、やたら鮮明なイメージが湧く。
それはまぁ恐いんだけど。
引きこもった
2009.2.11[Wed]
今日はA系の先輩の事をもう馬鹿に出来ない位引きこもった。
しかもずっとパジャマのままで。
両親に謝りたい。
朝からずっとカートヴォネガットJr「タイタンの妖女」を読んで、
今読み終わった。
爆笑問題の太田光がテレビで絶賛してたので読んでみた。
読む前から、この小説に関しては散々振り回されたあげく、
最後どーしよーもないオチがつくとは聞いていたので、
どんなのだろうか?と思ってたけど、
「そりゃそうだろ」というか、いやいや感動的じゃないか。
このオチは作者の人間を信じる気持ちなんだと思う。
その後のエピローグは、もうひたすら穏やかで切ない。
作中に「利用してくれてありがとう」という名言があるけれど、
こちらこそ「振り回してくれてありがとう」と言いたくなる気分。
でも、まだ読後感が続いているので、
明日から会社という気分に全くなれん。
youtube
2009.2.6[Fri]
南クラウド裕樹と品川で飲む。
昼間は缶コーヒー、夜はうこんの力を奢ってもらう。
その調子でどんどん奢って欲しい。
中学校くらいになんとなく聴いてたシリーズ。
すげー懐かしい。youtubeってすごいわ。
HAL FROM APOLLO '69
このCDどこいっちゃったんだろう?普通にかっこよいじゃないか。
当時、サビのところが「ん?」って聴こえてたのも、中学生ならではの若気の至りってことで。
綿内克幸。
「恋の1000マイル」ってシングルを持っていたけど、
当時、三上に馬鹿にされていた気がする。
この曲は心臓に悪いくらいローリングストーンズ。
オマージュか?
L⇔R。
僕の中では「あにょにょきにょにょのあ」よりこっちです。
宇都宮の新星堂でシングル買いました。懐かしいねぇ…。
こんときは嶺川貴子がいた気がする。
なにしてるか分かんない感じだけど。
っていうか夜更かししすぎた…。最悪。
今日の出来事
2009.2.2[Mon]
朝、鏡を見たら、
エライ勢いで鼻毛がでていた。
この鼻毛、いつから出ていたんだろう。
先週、オフィスにいたときは大丈夫だったろうか?
金曜日なんかは、会議でプレゼンをしていたが、
そのとき既に鼻毛がでていたんだろうか?
プレゼンの内容に特に激しい突っ込みは無かったけど、
みんな、心の中で俺の鼻毛の方につっこみ入れていたのだろうか?
週末、家で鍋をしたときは大丈夫だろうか?
瞳嬢。君は俺の鼻毛を見たか?教えてくれ。
あと、今日電車の中でカポーティ「夜の樹」を読んでいたけど、
ラストに「経帷子」という単語が出て来て、
なんだか武器のようなものを想像してしまった。
死装束なのね。これ知ってたらもっと楽しめたのに・・・。
引きこもった。
2009.2.1[Sun]
今日は一日引きこもり、
昼寝を挟んで本を読んでみた。
風呂にも入ってません。さっきようやく入りました。
豚みたいな匂いがしていたかと思います。
で、「2009年読書青年への旅」として、
カポーティ「遠い声 遠い部屋」を読んだ。
表紙と題名が格好良かったので買いました。
雰囲気重視の私めには、
少年時代の懐かしい感じや透明感のある文章や
少年だから感じる周囲の環境への恐怖などに、ぐっと来た。
こういう少年時代の世界感って色んな本に出て来るけど、
良く覚えてるよなぁって感心してしまいます。
でも、その後ろでは色んな伏線があり、
その透明感は失わないまま、個人的にはびっくりする最後だった。
綺麗な世界感なんだけど、全然幸せじゃない。
面白かった。