Ingwer Design
Staff Report
ingwer design スタッフ紹介です。デカイだけじゃない。
海のような暗さとミリ単位の繊細さを胸に秘め、歌うエポジは今日も走る。
肉じゃが
2008.9.30[Tue]
この日は、22時出社だったので、
出勤前に肉じゃがを作った。
シェ・岡が一肌脱ぐ時がきた。
「料理は科学だ」の合い言葉を胸に、
具・調味料の分量を細かく計算し、まさに開戦前夜たる昂りを
押さえきれない私であった。
しかし、まさに完全勝利を目前にして、またしても
取り返しのつかないミスを冒してしまった・・・。
鍋底で焦げ付く事を恐れ、鍋の中を勢い良くかき混ぜてしまったのだ。
その甲斐あって、ジャガイモは大方崩れ、肉じゃがではなく、
「肉ドロドロした何か」になってしまった。
と、言う訳で、
これから彼氏の為に肉じゃがを作ろうとしてるうら若き女性の方は、
鍋をかき混ぜたりせずに、鍋を動かして俗にいう鍋返しをしてください。
旅日記について
2008.9.25[Thu]
夕方、西武ライオンズファンのような格好をした373がやってきて、
これまた西武ライオンズ公式ブックのような青い本を置いてった。
ふくちゃんの旅日記だ。
373に半ば脅迫されるようにして作った旅日記の本。
3年経ってやっと手に入った。
これ、作るの大変だったんだよ。実は。
本にするために、はてなのブログに移植して、
でも、添付画像は移植できないから、一日ずつ手ではっつけた。
さらに373からもらった元データが一部文字化けしてて、
それをIT戦士らしく手で直した。
で、ちょっと読んでる。
ふくちゃんの日記って人の良さそうな文体だけど、
電気屋や病院の人にぶちぎれたり、
コンパの女の子が可愛くなかったとか、
結構最悪なんだよな・・・。
参った。全然整理できない。
悲しいとかよりもまず不思議な気分になる。
自分が歳をとってたりすることに。
まぁ、でも、373に強制的に作らされたこの旅日記だけど、
作って本当に良かった。
ふくちゃんが喜んでくれたらもっと嬉しい。
文学青年の身だしなみ
2008.9.21[Sun]
373らとのどーしよーもない旅行から帰って来たら、
こんな時計が家に届いてた。
最近、新潮文庫ばっかり買ってたら、
F.TOMOKOがこっそりと応募していたらしい。
なので、今は川端康成「掌の小説」を読んでる。
会社に行く。
2008.9.17[Wed]
会社に行く。
電車の中で、J.D.サリンジャー「ナイン・ストーリーズ」を読む。
「なんかお洒落だわー。三上のようだわー。」と思いつつも、
結構面白い。
まだ、全部読み終わってないけど、
コネティカットのひょこひょこおじさん
笑い男
小舟のほとりで
エズミに捧ぐ
が面白かった。
グラタン
2008.9.15[Mon]
夏休み最後の日とあって、グラタンを作った。
普段、私シェ・オカが友人を呼んで料理を作る際に、
F.TOMOKOは必ず栗原はるみの簡単レシピの偽グラタンをぶつけてくる。
この栗原某の偽グラタンは、とにかく簡単で作るのが早く、
かつF.TOMOKOは何故か量も多めに作ってきやがるので、
俺の渾身の料理が出来る頃には、友人は既にお腹いっぱいにしているのである。
夏休みも終わりの日。
ここで本物のグラタンを作って、F.TOMOKOに
「す、すまみせんでしとぁぁぁ!」と言わせなくてはならない。
馬鹿やろう。
と、思っていたのだけど、
早速ホワイトソースを作るのに失敗して、
俺のグラタンの敗北があっという間に決定してしまった。
開始15分の自殺点。それが決勝点となる悲劇。
おぉトラジック。
こんなに早く結果ってでるものなのね・・・。
えー、俺は新しいことわざを提案したい。
「シェ・オカもグラタンに失敗する。」
意:サルも木から落ちると同義。
で、グラタン改め、
「ホワイトシチューのようなものに、何故かチーズが乗っかっている料理」となった。
F.TOMOKOも心なしか上段から俺を慰めてくる。
むかつく。
旅行の準備
2008.9.9[Tue]
ロリータ読後シンドロームの中、
旅行の準備をする。
夏休み
2008.9.8[Mon]
今週一週間は会社お休みしてます。
うへー。最高。
「2008年文学青年の旅」だけど、
朝の6時までかけて、ウラジーミル・ナボコフ「ロリータ」を読んだ。
すっごい面白かった。
こんなにエンターテイメントな感じだと思ってなかった。
単純に面白いって書くと、なんか変な偏見を受けそうだな・・・。
読み終わった瞬間に再読を約束させられる感じ。
色んな楽しみどころが詰め込まれてるように思うけど、
その文章のぶち切れた感じだけでも、普通に楽しい。
友人ヤス風に言うと「まじ、ヤベー。」
また、読もう。
山の音
2008.9.4[Thu]
最近、ことあるごとに
「お前の読書感想文は、最近夏休みを終えた小学生レベルだ。」と言われてますが、
川端康成「山の音」を読みました。
最近、苦行のように思えてきた「2008年文学青年の旅」だけど、
面白かった。
僕の思い込みだけど、物語に出てくる「老人」って
達観してるキャラが多いような気がするけど、
(若い主人公に鉄板のアドバイスをする、みたいな。)
この還暦を過ぎた主人公は逡巡する。
息子の嫁に対する淡い淡い恋心を中心に。
とにかく全然達観してる雰囲気ない。
頼りないし。
そもそも息子の嫁に微妙な気持ち抱くのもNGだし、
ふとした折にとても残酷な事も考える。
口には出せないけど。
そういう主人公の裏腹な思いが描かれる事で、
主人公以外の家族の構成員もグラグラ揺らいでくるように感じた。
でも、それは結構リアルなんではないか。
漫画の巻頭にある人物関係図なんかで割り切れる関係なんてあるんだろうか。
こんな事書いたけど、別にドキドキする感じはしなくて、
淡々と静かにすすんでいく。
これ、本当に家族だと思う。
それに、やっぱり女性が美しかった。
菊子!!
なふしがたい
2008.9.3[Wed]
川端康成の「山の音」を読んでいたときに、
すごい興奮したので、近くにいたF.TOMOKOに
「おい。まさに名状しがたい日本家族の微妙な悲しさだな。」
なんて、解説文に書いてある事をそのまま言ったら、
「おい。それは(なふしがたい)だろ。ばかだな。」
と言われた。
漢字の読み書きは自信なかったので、
その場では、A.P.Cの事を「エーピーシー」と読んだ時くらいの恥辱を味わったけど、
辞書をひいたら「めーじょーしがたい」であっていた。
おい。