中野京子 怖い絵

2008.5.11[Sun]

中野京子の「怖い絵」1,2巻を読んだ。
一枚の絵画に込められた、隠れた意味や時代背景などが絵画ごとに一つの章になって紹介されてて、その章の一番最初にはそこで紹介される絵が大きく載っている。

この本で知った絵画がほとんどで、だからその絵にある神話的要素だったり作者の精神状態、時代の動きとか勿論知らなかったけど、それを詳しく
知って見るのとただ見るともなく見るのではここまで違うんだって思うくらい絵の深みとか鮮度みたいなのが全然変わって本当にすごく面白かった。

著者の文章力がとても強くて、この絵にはこの表現しかまさに合わないだろうなって思う言葉で一つの絵を多角的に色んな角度から、まるで絵の中でぐるりと回りを見渡してるみたいに見せてくれて、絵の作者の気持ちや描かれた登場人物の心の動きまで読み取れるような気さえしてくる。
本とにすごい語彙力と知識。

どんどん視界がありありと広がって鮮やかになっていく最初の絵を見つつ文章を読み進めていくのが楽しい。絵の作者のことも詳しく書いてあるから一枚の絵から始まる色々な好奇心が満たされる。

言葉で絵を描いたらきっとこうなるんだろうな。
 
 

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こどもの日

2008.5.5[Mon]

3、4日の2泊3日で福島に行って来た。すごく長い時間電車に乗って。
五色沼っていう青い絵の具を濃い目に混ぜ落としたみたいな沼の周りを歩いて犬の毛みたいにふさふさしたぜんまいの今とその後を眺めながら久々にハイキング。ボートにも乗った。足こぎの恐竜のピンクのボート。ママと一緒にボートに乗ったのなんて記憶の限りこれが初めてかも。パパとも乗れたら良かった。桧原湖から見た裏磐梯山は澄みきって本とに綺麗だった。


福島から戻ってANIMAのライブへ。
この間から知ってとても好きになったバンド。聴いててすごく楽しいし可愛いしわくわくするし曲も歌詞も歌ってるはるまげくんもみんな好き。ぴったり合っててそれに何か優しい気がする。
この間見たキルザのライブは良かったけど楽しくなかった。かっこ良かったけど何か悲しくなった。
キルザのぎくしゃくした感じって前からすごく好きだけど今回のライブは何かいつもと違ったなぁ。キルザは暗くておおらかでバラバラで繊細なところが好きなのに。

ANIMAのライブは次11日の母の日。ママたちにプレゼント届けてそれからビート板チェックしにいこ。
 
 

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「山口瞳のコーヒー飲めない」

山口 瞳

山口 瞳
文章・写真担当

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