ロンドンドン

2008.4.10[Thu]

明日のお昼前にはロンドンに帰るカオルコちゃんと今日会えた。
明日戻ったらもう一年はこっちに来ないって言ってたから本と会えて良かった。

ロンドンでの生活は楽しそうでお休みにオーストリアの雪山に行ったこととか今度行くオランダの話とかどれも羨ましいと思うには遠すぎる話のようでただただ聞いてて楽しかった。

外国で生活する友達がなんと三人も出来たからいつか三つの国を周ってみたい。それで岡プーとも一緒に行って岡プーの大好きな人たちがいるドイツに行ってみんなに会いたい。そんなのってすごく嬉しい。


カオルコちゃんロンドンでも東京でもまた遊ぼ。
 
 

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ポカポカ風邪

2008.4.9[Wed]

久しぶりに風邪を引いてしまった。
小湊線の帰り道いように寒かったからそのせいかも。
頭ががんがんするし鼻水は止まらないし今日はのども痛い。


小さい頃は風邪を引いて学校を休むのがとても楽しかった。
風邪の時はいつも好きな本を1冊買ってもらえてちょっとぼーっとする頭でふかふかの布団の中わくわくしながら本を読んだ。
買ってもらってた本はいつも『あさりちゃん』だった気がする。

氷まくらに起き上がる時のはんてん、ふーふーしてもらいながら食べる卵がゆ。しゅんしゅん湯気の出たストーブの上のやかん。熱を計りに来てくれるママの顔。今思うとどれもなんて優しくてあったかいんだろう。心細かったり淋しい気持ちになんてなったことなかった。

今だけ子供の頃に戻って熱っぽい体に溶けるみたいに美味しかった冷たいアイスクリームが食べたいなぁ。
 
 

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会社の社報で見た小さな写真があんまり可愛かったから岡プーとかずくんを誘って千葉県の飯給に行ってきた。

小さな無人の駅の前は見たことないくらい沢山の菜の花と見たことないくらい沢山のてっちゃんがいた。軽く台無しじゃんと気持ちに暗い影が差したけど取り直して菜の花畑の周りを歩いた。
風にさわさわ揺れてむっとするくらい菜の花の匂いと白より強いピンクの桜が優しい。線路の上を歩いたのも初めて。ただ時々聞こえてくる「今までは乗るの専門だったけど最近は撮る方に鞍替えしまして・・・」「寝台列車の・・・」という会話が夢心地の気分に水を差すから極力聞かないようにして岡プーを見たら岡プーも暗い顔をしていた。

飯給の駅は線路が一つしかないけどてっちゃんたちが脚立を持って移動を始めるからどっちから電車が来るかすぐ分かる。
カメラの結構前になのに人が立ってたら「おい兄ちゃん!!」とどなり手でパッパってやってどかせてるのを見て憤慨。
自分の都合で人を動かせるのにその態度はないんじゃないか。
私からすればあなたたちのが鬱陶しいし。私も交じって写真撮ったけど。

菜の花の次は牛を見に行くことに。途中可愛い水玉の帽子を買って桜の木がずっと続く緩やかな坂道を上ると牛舎があった。
沢山の好奇心いっぱいの牛が干し草を無心に食べているのを見て千と千尋の豚にされたお父さんとお母さんを思い出した。もしかしたらこの中の誰かは私の知ってる人かもしれない。長いベロをめっと出して岡プーの手から干し草を食べるこの牛は私かもしれない。変な感じ。

牛を充分眺め終わってゆるい坂道を歩いてたらかずくんがあっと言った。
見ると坂の上から一匹の牛が私たちを見送ってくれてた。名残惜しい。
バイバイ私。

楽しかった。
 
 

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「山口瞳のコーヒー飲めない」

山口 瞳

山口 瞳
文章・写真担当

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