まるで恋人

2006.2.7[Tue]

サイズ直しに出していたあいちゃんとおそろいの小さなダイヤが付いた可愛い指輪が今日届いた。

二人で早速取りに行って指にはめてみるとキラキラダイヤが光ってとても華奢ですごく可愛い。

仕事帰りで疲れてたけど手に取ったらあんまり嬉しくてそんなのどこかにいってしまった。あいちゃんと別れて歩きながらちょっと暗い空に手を上げて見ると指輪が小さいのにちゃんと光ってて何だかいいことがいっぱいありそうに思えるくらいキレイだった。

前から欲しいねって言っててやっと見つけた可愛い指輪。
ずっと大切にしたい。

記念写真

2006.2.4[Sat]

来週父が名古屋に行っていない為今日写真館に行って来た。

全員で集まって写真を撮るなんて本当に10年ぶりくらいだからみんな楽しそうででもちょっと照れたような感じもあって写真館に着いてからはいつも口数の多い父が更におしゃべりになっていた。

白い大きなパネルが何枚もあって座る位置とか手の置き方とかそういうことを私が想像する写真館のおじさんそのままの人が後ろに下がったり近寄ったりしながら結構長い時間をかけて決めてくれ、写真を撮る瞬間は色んな面白いことを言って笑わせてくれた。

撮り終わった後兄が「俺は妹の背中に手をやったりしない。擬似家族だ。」なんて言ってたけどたまにはそんな形にはまってみるのもくすぐったいような感じがして楽しい。

写真を撮ってからみんなでご飯を食べてその時プレゼントの時計を渡した。思った通り父はすごく喜んで「初めて親に買ってもらった時計がオリエントだったんだ。」と言って腕にはめた同じオリエントの時計を大事そうに眺めていてた。

その後父の還暦を覚えていてくれた友達のゆかちゃんがピンクのチューリップとピンクのガーベラ、ピンクのバラが真っ白なカスミ草で包まれたとってもいい匂いのする可愛い花束を持ってきてくれた。腕時計をして花束をもらった父は本当に嬉しそうで私もそんなことしてくれるなんて思ってもみなかったから本当に嬉しかった。ありがとう。

写真は18日に出来上がる予定。どんな風に撮れてるのかすごく楽しみ。

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贈り物

2006.2.3[Fri]

次の次のお休みで父が還暦を迎える。
特別何かしてあげられる訳じゃないけどいつも身に付けられるものと私は7年くらい父にしたら20年振りくらいに写真館で写真を撮って贈ろうということになった。

今日はそれで兄と待ち合わせをして何か所か時計を見て回り父の腕にしっくり合いそうで形のいいものはないか探したらオリエントスターの腕時計でかっこいいのがあったからそれにすることにした。

兄とお金を出しあって親にプレゼントするなんて私が保育園の時母の日のプレゼントを買いに子供の足では遠いデパートまでドキドキしながら行った時以来。
あの時兄は多分10歳くらいで贈ったものは蓋を開けるとミッキーマウスがくるくる回るオルゴールだった。

オルゴールを見て涙を流した母といつもはすごく意地悪な兄が家に着くまでずっと私の人差し指と中指をぎゅって握ってくれてた光景を今でも時々思い出す。

贈り物はあたたかい。贈った時のわくわくする感じとかプレゼントを買えた嬉しさとか喜んでくれる人の顔とかそういう優しくてなくさないものを贈った人はもらうことが出来る。

今日買ったこの時計。父はきっとすごく喜んでずっと付けてくれるだろう。そしてこの時計を見る度私たちのことを思い出して私もその時計を見る度今日の日を思い出すのだ。

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「山口瞳のコーヒー飲めない」

山口 瞳

山口 瞳
文章・写真担当

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