いつも使っているフィルムカメラ「Nikon FE2」のモルトがボロボロになってしまったため、モルト張替えと内部清掃を頼みに「Nikonサービスセンター」へ行ってきました。

初めて訪れたのですが、修理だけでなくレンズの清掃点検なんかもしてくれるようです。手持ちのレンズを一度全部出そうかなぁ。


マーガレット
【Nikon D40/AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II】

音の出ない拡声器

今日はキルザポルターガイストアーバンセキュリティ主催のライブイベント「エポジ」に出掛けてきました。

今回のライブイベントに出演したのは3バンド。一つのバンドの演奏時間を長く取っていたのでじっくり聴くことが出来ました。

やっぱり京成スカイライナーはよかったなぁ。キルザのバンドが結成されてからすぐ出来た曲だから、もう何年も聴いていることになるけれど、イントロから一気にライブハウスが盛り上がる気がします。大場君が客席を煽っていた姿が印象的でした。

エポジ第2回も楽しみです。


エポジ
【Nikon D40/AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II】

音の出ない拡声器

原美術館に「ヘンリー・ダーガー 少女たちの戦いの物語−夢の楽園」展を観に行きました。

ヘンリー・ダーガー 少女たちの戦いの物語−夢の楽園


人と関わることを拒絶するように生活していたヘンリー・ダーガーの作品は60年近くかけて誰一人知られることなく描き続けられ、死の直前老人養護施設に移った彼のごみ屋敷のような部屋を片付けていた大家ネイサン・ラーナーが発見する。

それは1万5000頁にわたる大長編小説と挿絵。

美術教育とは無縁だった彼はゴミ捨て場から宗教画やカレンダー、新聞、広告などを拾い、貼り合わせた画用紙の裏表にコラージュやトレーシングをすることで作品を完成させていく。

描かれる絵は「非現実の王国で」という物語について。

 * *

激しい戦いを繰り広げる少女と軍人。少女を捕まえて奴隷にしようとする残忍な大人たちから木の陰に隠れて様子を伺う少女もいれば、虚ろな黒目で抜け殻のような少女もいる。

描かれている世界には葛藤と欲望、感情があふれているような気がしました。それらの激しい世界がやわらかい色で染められていて、ぱっと見ると戦いを描いてる絵とは思えないほど。

人と関わることを拒絶するように生きた彼が本当に住んでいたのは頭の中にある想像の世界で、たくさんの少女と共に戦うこの絵の世界なんだと思うと切ないような、でも自分から全てが生まれてくる世界を楽しんでいるような、そんな気がするのでした。

 * *

作品を見終わる頃、突然雷と共に夕立が降ってきて美術館でしばらく雨宿りをする。

その後、初めて東京タワーに登りました。一番上の特別展望台には行けなかったけど、夕立で洗い流された東京は思っていた以上にきれいで自分が住んでいる街はこんなだったのかと思いました。


鳩
【Nikon D40/AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II】

音の出ない拡声器

ダートーに薦められた「Joanna Newsom」の音楽が気に入って、デビューアルバム、最新シングルを含む3枚を買ってしまった。最近買い物づいてる・・・。

ハープの音と独特の歌い方、声がすごくよくて3枚をローテーションさせては何度も何度も聴いてしまう。

来日したらライブに行ってみたいなぁ。


エイジ
【Nikon D40/AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II】

音の出ない拡声器

電車や街中の雑踏の音と逆位相の音を出すことでそれらを消してくれるノイズキャンセリングフォン。電車に乗るたび、音を大きくするのもなんだかなぁ。と気軽な気持ちで買ってみたのですがすごくよいです。

ヘッドフォン型はいつも持ち歩くわけにいかないのでイヤフォン型の「MDR-NC22」を選びました。

カナル型という耳に突っ込むタイプのもので、これ自体耳栓の効果があるらしく周りの音が小さくなります。さらに単4電池で作動するノイズキャンセリングをオンにすると、もう一つ周りの音が消えてくれます。

最初カナル型の密着感に慣れていないせいか、ノイズキャンセリングのせいかわからないけれど耳がカーンとなりました。もう慣れてそういうのはなくなったのですが、もしかしたら人によって苦手な人もいそうです。

音の消え具合は周りの人の会話が、あぁ会話をしてる・・・けど内容はわからないというくらいまで音がカットされます。特に電車や街中の騒音にはかなりの効果が。

ただ、カナル型のイヤフォンがちゃんと耳に密着して入ってないと全然効果がないので、あれ効果がない?と思ったら、きちんと装着できているか確認した方がいいです。



ざわざわした喫茶店で音楽を聴く人や電車によく乗る人には便利。


宇都宮の湯夕暮れ
【Nikon D40/AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II】

音の出ない拡声器

先週、近所の図書館で借りてきた手塚治虫の漫画「きりひと讃歌」を読む。

体がどんどん犬のようになっていき死んでしまう奇病「モンモウ病」を軸に、権威主義的な医療界、うずまく欲望、心の闇、差別、などを多彩なキャラクターの生き方を通して描いています。

また、そんなに色濃く反映されているわけではないが、キリスト讃歌をもじってつけられたタイトルのように手塚治虫が考えるキリスト観も描かれているような気がしました。

私はたくさんの手塚治虫漫画を読んでいるわけではないのですが、手塚漫画を読み始める時は、さぁ読むぞ!と思わないとなかなかスタートできないです。今回も例にもれず・・・。

だけど、一旦ページを開いてしまえば今まで読んできた手塚漫画同様一気にひき込まれて夜を徹して読み終えてしまった。手塚治虫の読み手をぐいぐいひき込んでいく力はすごいです。

 * *

個人的には曲芸師麗花の散り様が衝撃的でした。好きな登場人物だったので、尚更。

おもしろかったです。またいつか読んでみたい漫画です。


岡と明かり
【Nikon D40/AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II】

音の出ない拡声器

池袋「買い物」

2007.4.24[Tue]

修理に出していた携帯電話を受け取りに池袋へ。せっかくなのであちこち買い物。

今日の買い物はノイズキャンセリングイヤフォン。DS用のシリコンカバー。フィルム。多和田葉子の本「容疑者の夜行列車」。単4充電電池エネループ。

いろいろな物を買ったのだが、なぜDS用のシリコンカバーを買ってしまったのか悩む。


スピード
【Nikon D40/AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II】

音の出ない拡声器

昨日、選挙の投票のため近所の小学校に行ってきた。

東京の小学校は土がない。転んだら痛そうだった。きっと都会で生きていくには、転んだら即大怪我。転ばない生き方を習得していく必要があるのだろう。と、勝手な妄想を膨らませて投票してきた。

しかし、土がない校庭はなんだかさみしかったなぁ。


運転が上手
【Nikon D40/AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II】

音の出ない拡声器

昨日は、夜から岡、Fujiさんと合流して飲みました。

岡は到着した時点でかなり酔っていた。

どうやらここに来る前、会社の人とギター講習会をしていたらしい。Fコードが入っていないということで課題曲は長渕剛の「とんぼ」。

ギター講習会という割には、歌唱指導が主らしく「あ〜あ、しあわせの!とんぼがぁー!!」で日々のサラリーマンの鬱屈を爆発させ、その後の「ほら」は爆発させた残りの灰が舞うように歌うらしい。

居酒屋「いもや」で大熱唱していた。


冬のエイジ
【Nikon D40/AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II】

音の出ない拡声器

今日はキュラリィが家にやってくるので朝から掃除をする。

普段から部屋をきれいにしていればいいのにそうもいかず、当日にせっせと片付ける。なんとかある程度見栄えがするところまで片付いた。

来客があると部屋がきれいになります。

 * *

キュラリィはここ一年、あちこち飛び回っていたようです。飛行機について話していたのですが、ある意見が一致しました。


飛行機に乗っている間に熟睡すると、着陸時に猛烈に耳が痛くなるということ。


たまに空気圧を調節する耳抜きがうまく出来なくて頭が破裂するんじゃないかと思うほど痛くなることがあるのですが、思い返すと大概疲れて熟睡した時なんですよね。

耳痛防止には熟睡せずにうっすらと寝るのがコツなのかも。

 * *

あ、それから初めて「ムズムズ足症候群」という病気を知りました。足がムズムズしてよく眠れず困っている人は、医者に相談すると薬を処方してもらえるそうですよ。

なんかムズムズする人は注意です。


カガミモチ
【Nikon D40/AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II】

音の出ない拡声器

生活「春の亡霊」

2007.4.20[Fri]

いろいろとやってみたいことに手をつけてみたものの全てが頓挫しています。

こんな時は、ひたすら寝てしまうのです。いや、眠くなってしまうのです。いいや、いつのまにか寝てるんです。

日々起きてるんだか寝てるんだか。あいまいな生活は亡霊のよう。

 * *

OTHER REPORT-イングワの日々」に岡、三上君のライブ映像を追加しました。是非!


対岸の三人
【Nikon D40/AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II】

音の出ない拡声器

ぬぅ、連続ドラマを見続けるのはなかなか難しい。昨日の今日で早速見逃してしまった・・・。しかも、2話目で。なんてこった。

 * *

夕飯は大塚にあるおにぎり専門店「ボンゴ」で買ってきて食べる。ここのおにぎりは、どこをかじっても具がでてくる。うまいです。

 * *

友人が以前付き合っていた人の夢を見たらしい。その夢の中で当時付き合っていた彼が草原の中、奥さんと子供を連れて歩いていた。目が覚めると涙が止まらなくて、彼に子供が出来たと直感したらしい。

いろいろあった経緯を考えるとその直感は当たっているような気がする。

 * *

およばずながら、僕も最近奇妙な夢ばかり見る。初めて付き合った人に罵られ続ける夢。初恋の人にヒゲが生える夢。酒井さんが泥酔している夢。鷲頭が空を飛ぶ夢。岡が落ち込む夢。

あ、どれも主人公が私ではない。


墨壺
【Nikon D40/AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II】

音の出ない拡声器

先週、テレビをつけたらたまたまやっていたドラマ「わたしたちの教科書」。

別に見るつもりはなかったのに、話の進め方が上手でいつのまにか最後まで見てしまった。孤児施設に入っている中学生藍沢明日香役である志田未来の演技がうまくてびっくりした。

彼女、かなり重要な役どころなのでもっと長く出るのかと思いきや、早くも死んでしまってびっくり。しかも、菅野美穂が母親で更に驚く。

第1話ということで、いろんな伏線も散りばめられていた。1話を見た限りではおもしろそう。1話だけが群を抜いておもしろかったわけではないことを祈りつつ、木曜22時はこのドラマを見続けてみます。


自由が丘の辛辛
【Nikon D40/AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II】

音の出ない拡声器

途中まで読んでそのままになっていたマンガ「げんしけん」がいつの間にか・・・というか、かなり前に連載終了になっていたことを知り、単行本で全巻読みました。

げんしけん。現代視覚研究会というオタクサークルの話です。同人誌やフィギィアに興味があるけれど、他人からオタクと見られるのが恥ずかしくて、なかなかオタクサークルの門を叩けなかった主人公笹原がひょんなことから「げんしけん」に入り、大学を卒業するまでの話。

私は大学のサークルに入っていなかったため、大学内のある決まった場所に同じ趣味の人が集まっていて、そこがいつのまにか自分の居場所になっていたという経験がないのですが、これを読むとサークル入っていればよかったなぁ。と思います。

(岡の職場の人が言うにはオタクサークルはげんしけんみたいなものじゃないよ。とのことだが・・・)

全巻通して感じたのは、きわどい発言や行動があっても、変な趣味でも、それらに対する拒絶があっても全否定していないということ。たぶんこれが読んでてどこか居心地のよさを感じる部分なのかもしれない。

 * *

ちなみに、自分なりに萌えについて考えてみたが、ついに萌えがわかったような気がする。メイドを見てかわいい!だから「萌え〜」になるわけではないのです。

メイド→かわいい→妄想→萌え。なんです。

そう、妄想の部分が萌えなんだと思う。


工場
【Nikon D40/AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II】

音の出ない拡声器

昨日、也寸志氏に会った後、家に帰ると岡とFujiさんがやってきた。

ポルトガルで撮ってきた写真を見せる。

阿久津が写っているとヨーロッパの背景が合成のようだと岡に言われる。確かにヨーロッパの空気に馴染んでない私が写っている。残念です。EUが似合う男になりたいです。

 * *

その間、Fujiさんは隣の部屋で化粧をしていました。普段ナチュラルなので化粧をすると結構印象が変わります。岡が化粧をしたFujiさんを見て、なんだかエロイと言っていたのを、その場ではスルーしましたが、私も心の中で確かにエロイなーと思っていました。


岡の高校の頃の自転車
【Nikon D40/AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II】

音の出ない拡声器

夕方から也寸志氏に会いに行く。

也寸志氏の家に行くと猫のスーが出迎えてくれた。何かをしゃべりながら、いらっしゃいと前を歩いて家の中へと案内してくれる。

今日は也寸志氏が撮りためている写真を見せてもらいに来たのです。アートブックに丁寧に貼られた写真を一枚一枚見る。なんだかどの写真も見ているだけで音がなくなってきて一人ポツねんとなるようです。

也寸志氏の孤独を綺麗な色や光が拾い上げてくるよう。こんなことを書くと「俺は孤独じゃない」と言われそうだけど、写真からはそんな風に思ったのです。

帰り際、三脚の上に立てたローライフレックスの二眼レフカメラで写真を撮ってくれた。どんな写真になっているんだろう?


原寸場
【Nikon D40/AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II】

音の出ない拡声器

今日は家にダートーがやってきた。

この前ダートーがフランスへ行った時の写真を見せてもらう。滞在中、パリは雨の日が多かったらしく荒く沈んだ感じの写真が多かった。建物もレンガの上に白い漆喰を塗るポルトガルとは違い、石の灰色の肌が露になっていて、重いような、どこか余所者を寄せ付けないような気がしました。

同じヨーロッパでも、国が変われば雰囲気が変わるものです。

パリではMockyのライブを観てきたようです。カナダ人でドイツ在住、アラブ人風の格好をしてパリでライブをするMockyを観にいくというダートー。



一番前でライブを聴きながら踊っているダートーが見れます。

 * *

山口瞳が友人が遊びに来ているにもかかわらず「ちょっと横になる」と言い残し6時間寝るという荒業をやってのけ、その間にダートーはクスクスという小麦粉を使った料理を作ってくれた。

トマトベースのソースと鶏肉がやわらかくてうまかったです。ありがとう!

お土産に持ってきてくれたダートーセレクションのCD2枚、これを聴くと仕事がはかどります。特にハープ奏者のJoanna Newsom「Peach,Plum,Pear」が好きです。



あぁ、なんだかYoutubeだらけになってしまった。

ダートー、また遊びましょう!


ダートーとクスクス
【Nikon D40/AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II】

音の出ない拡声器

早速、OTHER REPORTで使っているサーバをチカッパに替えてみた。これで動画が増やせます。サーバ容量の関係で公開できなかった動画を近々アップ予定です。お楽しみに。


原寸場
【Nikon D40/AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II】

音の出ない拡声器

本格的にサーバ容量がいっぱいになってきた・・・。

サーバ容量3GBの「ヘテムル」
サーバ容量1GBの「チカッパ!レンタルサーバー」
で迷っています。とりあえず1GBのチカッパにして、また容量がいっぱいになったら、もう一度サーバを探そうかなぁ。その頃には新しいサービスも始まっているかもしれないし・・・。

 * *

寝不足なわけではないのだが、夜ご飯を食べるとスイッチが切れてしまったかのように寝てしまう。気づくと朝の5時。鳥が鳴いている。


辛辛にて
【Nikon D40/AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II】

音の出ない拡声器

福生「FWGPが復活」

2007.4.11[Wed]

福生を盛り上げるべく立ち上げられたサイト「FWGP(福生西口公園)」。

昨年、突然起こったサーバ障害により現在仮設サイトとなっているのですが5月20日に復活するそうです。373さん楽しみにしてます。

サーバ障害前のFWGPラジオには、岡も参加してます。是非。


多摩川
【Nikon D40/AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II】

音の出ない拡声器

仕事帰り池袋のAUショップへ。

旅行前に壊れた携帯電話を修理にあずけていたのだが、その代用として借りていた携帯電話まで壊れた。なんてことだ。

その後、たまたま池袋で仕事の打ち合わせしていた宇佐美さん、姉と一緒に夕飯を食べる。姉はいろいろと悩んでいるようだった。たぶん、姉には理想とする道があるのだと思う。でも、その理想とする道を通らずとも自分の進む方向へと向かう道は何通りもあるような気がする。

 * *

家に帰ると、旅行中家の鍵をあずかってくれていたオカプが鍵を届けてくれた。ありがとう!

オカプも先週末、いろいろな出会いがあったみたいだ。


多摩川
【Nikon D40/AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II】

音の出ない拡声器

無事成田空港に到着。

帰りは行きの過ちを再び犯すことなく京成スカイライナーで帰った。

飛行機は座っているだけなのに疲れる。家のシャッターを開け、植木に水をやったりして一息ついたら寝てしまった。そして、起きたら夜の12時。そこから一向に眠れない。

もしや、これが時差ぼけか??いや、夕方寝てしまったからか??

■天気:曇りのち晴れ

LISBON CHILL OUT TOUR
【Nikon D40/AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II】

音の出ない拡声器

朝、リスボン空港へ。

あー、旅行が終わってしまった。再び長い長い時間、飛行機に乗って日本へ。

時差の関係で、到着するのは明日の午前11時。飛行機が北極付近を通るので、オーロラを見るんだと意気込んでいたが見れなかった。

残念。

■天気:曇り

ナザレの洗濯物
【NIKON FE2/COSINA MF NIKON Ai 19mm-35mm F3.5-4.5】

音の出ない拡声器

地下鉄を除くと、今回初の電車移動でエデンの園と称されるシントラへ。

 * *

山の頂に、木々に埋もれるような感じでメルヘンチックな宮殿が建っている。残念ながら時間の関係で王宮には入らなかったが、ふもとの町でお昼を食べていたらロカ岬行きのバスを逃してしまった。

次のバスまで一時間シントラでぼーっと過ごす。

 * *

403のバスに乗ってロカ岬へ。ユーラシア大陸最西端の場所。ここには大きな石碑が建っていてそこに「ここに地終わり海始まる」と書いてある。

その石碑の下で、石を売っているおじさんがいた。雰囲気的にもう何年もここで石を売っているような気がする。たぶん“最西端の石売ります”といったところか。

これだけ、まわりに石があるところで石を売る。つげ義春の河原で石を売る男の話を思い出した。ちょっと切ない思いにかられる。

ここから見る大西洋は本当に綺麗だった。来てよかった。

■天気:晴れ

ガレッタ通り
【NIKON FE2/COSINA MF NIKON Ai 19mm-35mm F3.5-4.5】

音の出ない拡声器

3日連続でお世話になっているリスボン・セッテリオス・バスターミナルからバスで約二時間。港町ナザレへ。

 * *

お昼過ぎにナザレに到着すると町は観光客であふれかえっていた。今週末が復活祭イースターにあたる為、休みを利用してナザレに来ている人が多いようだ。

ナザレにはこの地だけに伝わる伝統衣装がある。既婚者は色とりどりのチェックのスカートを七枚重ねで穿き、未亡人は黒づくめの服装で歩いているのだ。

この七枚重ねのスカートを穿いたナザレ婆。とにかく元気。広場や道路を占拠して、野球?キャッチボール?のようなゲームに興じている。少し休んだかと思うと、次は長い荒縄を持ってきて縄跳び。これがあちこちで行われていた。

復活祭のお祭りなのかな?とにかくパワフルなナザレ婆には元気をもらった。

■天気:晴れ

ナザレ婆
【NIKON FE2/COSINA MF NIKON Ai 19mm-35mm F3.5-4.5】

音の出ない拡声器

朝、早起きをして日の出を見ようとするも霧のため見れず。残念。

ポルトガルに来て思ったことは、うまく説明できないが日本と時間の位置が違うということ。この時期で大体午前7時頃に日が昇り、そして日が落ちるのが午後8時くらいです。

太陽と過ごす時間が長く、なんだかそれが気持ちよかった。

 * *

ポルトガルの女の子、かわいいです。しかも脚が長くバーン!とした胸です。8割がヘソ出しです。ヘソが出てない子を見つけるほうが難しいです。

カップルが多いです。ところかまわずキスです。街行く人の髪の色がカラフルです。サングラス率が高いです。ヒゲ率もそこそこあります。

親切な人が多いです。旅行者の私たちに悪意を持って近づいてくる人に会いませんでした。

でも、夜はオレンジの光が街を包んで綺麗ですが少し怖いです。あらゆるところで工事をしています。あらゆる壁にドローイングが施してあります。ポスターがベタベタ貼ってあります。

背の高い木があまりありません。交差点の多くはロータリーという左回りの円があるだけで信号がありません。芸術的な縦列駐車をします。

犬は基本的に首輪のみノーリードで歩いてます。猫とカラスはあまりいません。ハトはたくさんいます。ベランダがありません。

ある程度の年齢になると、おじさんはハンチング、おばさんはパーマ頭になります。洗濯大好きです。洗濯バサミがカラフルです。甘いお菓子と苦いコーヒーが好きです。


以上ポルトガルで感じたこと。

 * *

昨日と逆のルートを辿りモンサラーシュからリスボンへと戻りました。

■天気:曇りのち晴れ

モンサラーシュ
【Nikon D40/AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II】

音の出ない拡声器

リスボンのセッテリオス・バスターミナルからエヴォラへ向けて出発。今日の最終目的地は沈黙の音が聴こえる町モンサラーシュ。

バスはカーネーション革命によって倒された独裁者サラザール建造の4月25日橋を渡りリスボンを去る。

 * *

エヴォラに到着すると、次の目的地レゲンゴス・デ・モンサラーシュ行きのバスまでしばらく時間がある。ということで、エヴォラを散策。城壁の中に入り、細い石畳の坂を上っていくとジラルド広場が。

リスボンではあまり見なかったハンチングのおじさんがいっぱいいた。この広場で白髪の老人と一緒にいて、言うことをまったく聞かないリンダという犬と遊んであとにする。

 * *

エヴォラからレゲンゴス・デ・モンサラーシュ行きのバスは、ヨーロッパの大自然の中を猛スピードで走っていく。こっちのバスは基本的に猛スピードである。

運転手のおじさんは陽気に歌を歌っている。

レゲンゴス・デ・モンサラーシュに着くと運転手に声をかけられ、ちょっとこっちへ来いというジェスチャーをする。どうやら、乗る時にモンサラーシュに行きたいと伝えたことを覚えていてくれたみたいで、乗り継ぎのバスまで案内してくれた。

一昔前のモデルのバスに乗り込むとおじいさんとおばあさんが4、5人乗っていた。大自然の中に点在する町々をつなぐようにバスが進んでいく。これまた陽気な運転手が乗客のおじいさん、おばあさんと話をしながら、大きなバスをタクシーのように操る。

細い路地も見事なバスさばきで進み、バス停無視でおじいさん、おばあさんの家々の前まで送っていく。そのせいか、何度かバックしていた。

私達以外の乗客がいなくなり、しばらくすると山の上に浮いているような町が見えてきた。

旧型のバスがエンジン音をウンウンいわせながら山を登りたどりついたのが今日の宿営地であるモンサラーシュ。

小高い丘からは、四方が地平線まで見渡せる。強風に翻弄されるツバメと洗濯物がはためく町に到着。

■天気:晴れ

リンダとおじいさん
【Nikon D40/AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II】

音の出ない拡声器

旅行二日目だけど、実質一日目の今日はリスボンを散策しました。

とりあえず、リスボン市内を把握するべく、テレイロ・ド・パソ(宮殿広場)で観光名所をグルグルしているオープントップバスの乗車券を買う。この場所はもともとマヌエル1世の宮殿があったが1755年の大地震で消滅し、今は広場になってます。

この大地震ではリスボンの住民の3分の2にあたる6万人がなくなったとか。

バスはリスボンの名所を巡りながら細い路地、急な上り坂、眼下に広がる海を臨む下り坂を進みます。せっかくだから途中下車しようと思い世界遺産ベレンの塔で下車。

テージョ河と海を行き来する船を監視していた塔には、潮の満ち引きを利用した水牢があった。入ってみる。今は海水が入ってこないようになっているが低い天井はかなりの圧迫感。

1階の水牢の遥か上4階には国王の間があり、6階に王族の居室がある。なんだかいろんな構図が凝縮されている気がする。

再びオープントップバスでリスボンの銀座といわれるバイシャ・シアード地区に戻り、大地震の難を逃れ昔ながらの街並みが広がるアルファマ地区を散策。

道路ギリギリにたつ建物の隙間を人、車、路面電車がひしめき合って動いてます。車は猛スピードで走りぬけていくのですが、こちらが道路を渡ろうとすると急停車して道路を渡らせてくれます。そして笑顔と共に急発進して去っていくのです。

運転は荒いが親切です。

■天気:晴れ

路面電車がやってきた
【Nikon D40/AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II】

音の出ない拡声器

初ヨーロッパ旅行。

朝、乗る予定だった西武池袋線の電車に一本乗り遅れる。これにより予定していた京成スカイライナーにも乗れず。

駅員が言うには、今度出る普通列車が一番早く成田空港に着きますよ。とのことで、なにも考えずにそれに乗ったのが運の尽き。41箇所の駅に停車する各駅停車の旅がスタート。途中、なぜ少し遅くなってもいいからスカイライナーを待たなかったのか、せめて特急に乗らなかったのか後悔する。

成田に到着後、掲示板を見てみれば「DELAY」の文字。遅延。

その他、入国ゲートでおもむろにカッターを出して、入国審査官が大勢集まってくるなどの騒動があったが無事飛行機に乗ることが出来ポルトガルに到着。

途中、飛行機から見た夕日が綺麗だった。

しかし、長時間の飛行機はきつかったです。斜め前の外国人が「幸せのちから」「ブラッドダイヤモンド」「ロッキー・ザ・ファイナル」「007カジノ・ロワイヤル」と映画をぶっ続けで観てましたが、私にはそんな気力はなく、飛行機の現在位置を示すマップを見ながら寝る。でも眠れない。無理やり寝る。を繰り返してました。

現地到着時間は夜10時過ぎ。

今日は飛行機疲れのせいもあって、到着後即就寝。旅行一日目が終わりました。

■天気:雨のち大雨

飛行機から見る
【Nikon D40/AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II】

音の出ない拡声器

明日からポルトガルへ行って来ます。

初めてのヨーロッパなので楽しみ。どんな街なんだろう?リスボンを拠点にあちこち足を伸ばしてみようと思います。


荷造りが終わって気づいたのだが、スーツケースの鍵がない。明日の朝5時には電車に乗らなければならないのに、もう1時半。

これを書いている場合ではない。寝なければ。そして寝坊しないようにしなければ。

 * *

あ、今日はエイプリルフールでしたね。私は二人に嘘をつきました。

行って来ます。


よみがえった宇都宮城(やぐら)
【Nikon D40/AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II】

音の出ない拡声器

「阿久津和寛の謂れなき差別」

阿久津 和寛

阿久津 和寛
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